
手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~
喜多川泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2008-01-15
この本について
就活でも仕事でも、うまく動けない時ってありますよね。やりたいことがあるはずなのに一歩踏み出せないとか、今の場所がそこまで嫌じゃないからこそ動けないとか。頭では変わりたいと思っているのに、気づけば今日も同じ場所で立ち止まっている。僕もよくそのループにハマります。 『手紙屋』を読むと、その「止まってしまう感じ」に少し風が通ります。たとえば、人が行動しない理由の多くは「居場所がなくなるのが怖いから」という話。これって自分のことを書かれているのかと思うほどリアルです。でも同時に、外からの揺さぶりが来たときにしか出てこない勇気もある、と言われると、今の不安を少し違う角度から見られるようになります。また、「情熱を続けた人は情熱を理由に夢を叶えた」と淡々と語られる場面では、才能や条件よりも、自分がどれだけ動けるかのほうがずっと現実的な材料なんだと気づかされます。 もう一つ、この本で印象的なのが「称号を先に与える」という考え方です。相手にどうあってほしいかを先に言葉にしてしまう。そのほうが関係が動く。これって就活だけじゃなく、友人関係や職場でもすぐに使える視点でした。 立ち止まっている自覚はあるけれど、強いスローガンで背中を押されたいわけじゃない人。そんな人にこの本は静かに効いてきます。迷っている時期に読むと、自分の内側で何かがじわっと動き始める感じがありました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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