
失われた世界 (光文社古典新訳文庫)
アーサー・コナン・ドイル、伏見 威蕃
東京創元社 / 2020-07-31
累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約4時間41分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
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この本について
やりたいことはあるのに、最初の一歩だけがどうしても出ないまま時間がたってしまうことがあります。きっかけ待ちのまま日々が流れていく感じ、ぼくもよくあります。でも本当に外から合図が降ってくることって少なくて、気づくと「動けない自分」に理由づけばかりしてしまうんですよね。 『失われた世界』を読んでいると、その停滞が少しやわらぎます。登場人物が「きっかけがない」と言い張る場面で、相手がさらっと「自分でつくりだすのよ」と返すところがあって、そこで気持ちが動く人は多いと思います。物語の中では、彼らは本当に危ない目にも遭うし、現実感がゆらぐほどの体験もします。でも、恐さを抱えたまま前に出たからこそ、最後に観客がステージへ雪崩れこんでくるような、あれだけの景色を見られたんだろうな、と腑に落ちるんです。 この物語が効くのは、「大冒険」に憧れているわけじゃないけれど、小さくても自分の選択でなにかを動かしてみたい人だと思います。大げさな教訓はありませんが、行動の前にあるあのモヤモヤを、登場人物たちのやり取りが自然とほぐしてくれます。読んでいるあいだだけでも、自分の中に薄い光が差すような感じがあるので、足が止まりがちな時期にそっと手に取るといい一冊です。
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出版社による紹介
人類がまだ知らない台地に、恐竜が生きている。 コナン・ドイルが創造した、 シャーロック・ホームズと並ぶヒーロー、 チャレンジャー教授登場! その昔、地上を跋扈していたという古代生物は絶滅したのだろうか? アマゾン流域で死んだアメリカ人の遺品の中から、奇妙な生物が描かれたスケッチブックが発見された。人類が見ぬ地を踏んだ唯一の男が遭遇したのは、有史前の生物だったのではないか。英国の学会にその名をとどろかすチャレンジャー教授は、論敵の学者、冒険家、新聞記者からなる調査隊を率いて、“失われた世界”を求め勇躍アマゾン探険におもむいた。SFとミステリの巨匠コナン・ドイルが描く、不朽の名作“ロスト・ワールド”。初出誌〈ストランド・マガジン〉の挿絵を再録。 カバーイラスト=生頼範義 解説=日暮雅通
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