ヨムナビ
コモン・センス (光文社古典新訳文庫)

コモン・センス (光文社古典新訳文庫)

トマス・ペイン、角田 安正

PHP研究所 / 2014-07-24

累計読者数3
平均ハイライト数 15.3件/人
推定読了時間 約3時間7分
star総合評価 45/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%

この本について

最近、自分の暮らしや仕事の中で「これって本当に必要な仕組みなんだっけ」と立ち止まる瞬間が増えてきました。会社でも社会でも、一度できあがったルールに合わせて動くことが当たり前になりすぎて、そもそもの目的を見失うことがあるんですよね。理屈では分かっていても、考え方を変えるには時間がかかる。そんなモヤモヤの最中に読んだのが『コモン・センス』でした。 ペインの語り口は直接的ですが、主張そのものよりも「物事を今だけで判断しない姿勢」の方が刺さりました。社会は人の必要から生まれるけれど、国家は悪を抑えるためにあるという割り切り。そこで守ろうとしているのが自分たちだけではなく、まだ見ぬ子孫の権利まで含んでいること。こういう視点を持つだけで、いま目の前の仕事の判断基準が少し変わります。長期の影響を想像しながら決める、というだけのことなのに、普段あまり意識できていませんでした。 もう一つ響いたのは、「正しい順番で統治を始めよう」というくだりです。まず仕組みをつくり、次に人を置く。この姿勢は職場のチームづくりにもそのまま持ち込める感覚があります。人のカリスマ性に頼る組織ほど、後で歪みが出やすいという話は、身に覚えのある方も多いはずです。 今のやり方に違和感があるけれど、代わりの視点が見つからない人にとっては、ペインの考え方がよい足場になってくれると思います。抽象的な理想論ではなく、「どういう順番で考えるか」を教えてくれる本でした。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

1776年の新大陸で、独立戦争の起爆剤となった大ベストセラー『コモン・センス』。アメリカについても戦後日本についても、本書を知らずに語ることはできない。それどころか、本書には面白い特徴が見られる。イギリスに対するアメリカの従属ぶりを批判し「自由のために決起せよ」と叫んだトマス・ペインの議論は、「イギリス」を「アメリカ」に置き換え、「アメリカ」を「日本」に置き換えるだけで、「真の独立のために決起せよ」と叫ぶ日本の反米保守の議論とそっくりなのだ。『コモン・センス』は新大陸の人々に対して「独立アメリカはかくあるべし」というイメージを説いた書だが、そのイメージには「原理主義的な宗教性」「合理主義・啓蒙主義的な虚構性」という二つの大きな柱がある。この二つが結びついた結果、理想と矛盾を孕む国となった……。これまで日本では不完全版でしか読めなかった歴史的名著が、華麗な訳文のもと全面復活! 【PHP研究所】

目次

コモン・センス アメリカの危機 厳粛な思い 対談
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要