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クリティカル・ビジネス・パラダイム――社会運動とビジネスの交わるところ

クリティカル・ビジネス・パラダイム――社会運動とビジネスの交わるところ

山口 周

President Inc / 2024-04-26

累計読者数49
平均ハイライト数 23.1件/人
推定読了時間 約3時間40分
star総合評価 68/100
menu_book精読型
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この本について

仕事をしていると、「なんでこんな理不尽な要求に振り回されているんだろう」とか、「この市場ってそもそも正しい方向に進んでるのか?」みたいな、言語化しづらい違和感が積もっていくことがあります。自分の感覚がおかしいのか、社会の構造に問題があるのか、その境界がよくわからなくなるんですよね。 この本は、まさにその“違和感の正体”を整理してくれる一冊でした。顧客を満たし続けるだけでは状況が悪化する理由や、現状に問題があるのに「何も変わっていないように見える」構造の説明など、自分の日々のモヤモヤと地続きの視点が多いです。そして、自分一人で何かを解決しようとするのではなく、変化が生まれ続ける場をつくるという発想に出会えたのはかなり大きかったです。ビジネスを社会批評の延長線として捉えるという視点も、働き方の選択肢を少し広げてくれました。 こういう感覚が刺さるのは、「現状維持の空気にどこか引っかかりを覚えている人」だと思います。仕事を続けながら、自分なりのアジェンダや立ち位置を見直したい時に、静かに背中を押してくれる本でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

【内容紹介】 私は、本書を通じて、ある希望にみちた仮説をみなさんと共有したいと思っています。 その仮説とは、社会運動・社会批判としての側面を強く持つビジネス=クリティカル・ビジネスという新しいパラダイムの勃興によって、経済・社会・環境のトリレンマを解決するというものです。 私は2020年に著した『ビジネスの未来』において、安全・快適・便利な社会をつくるという目的に関して、すでにビジネスは歴史的役割を終えているのではないか?という問いを立てました。原始の時代以来、人類の宿願であった「明日を生きるための基本的な物質的条件の充足」という願いが十全に叶えられた現在、私たちはビジネスという営みに対して社会的意義を見出せなくなりつつあります。 この問いに対する前著での私の回答は「条件付きのイエス」というものでしたが、その後も、営利企業あるいはビジネスの社会的存在意義に関する議論が沈静化する兆しはなく、世界経済フォーラムをはじめとした会議の場においても、この論点は主要なアジェンダであり続けています。 ここ数年、世界中で盛り上がりを見せている「パーパス」に関する議論も、この「このビジネスに社会的意義はあるのか?」という、素朴だけれども本質的な質問に対して応えることのできなかった人々が引き起こした一種のパニック反応だと考えることもできるでしょう。 私は、本書を通じて、このウンザリさせられる問いに対して、ある仮説としての回答を提唱したいと思います。それが前述した命題、すなわち「社会運動・社会批判としての側面を強く持つビジネス=クリティカル・ビジネスという新たなパラダイムの勃興によってそれは可能だ」という回答です。 【目次抜粋】 ■第1章 クリティカル・ビジネス・パラダイムとは? ■第2章 クリティカル・ビジネスを取り巻くステークホルダー ■第3章 反抗という社会資源 ■第4章 クリティカル・ビジネス・パラダイムの背景 ■第5章 社会を変革したクリティカル・ビジネスの実践例と多様性 ■第6章 アクティヴィストのための10の弾丸 ■第7章 今後のチャレンジ
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