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小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか

小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか

小川 実

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star総合評価 51/100
start序盤集中型
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この本について

小さな会社で仕組みづくりに挑むと、どこかで「これ、うちのメンバーで本当に回せるのかな…」と不安になったりしますよね。結局、自分が動いた方が早いし、社員に任せようとしても成長の方向がバラバラで、気づけば自分が全部抱えている。僕自身もそのループから抜け出せずにいたので、この本の言葉はいくつも刺さりました。 特に強く感じたのは、著者が繰り返し「自力で勝手に成長してくれる人材は滅多に来ない」と言い切っていた点です。だからこそ、何をどこまで、どのレベルでやればいいのか、行動まで明文化する必要があるという視点が腑に落ちました。あいまいな期待や感覚だけで育成しようとすると、評価も給与も社長の主観に寄ってしまい、社員の納得感が失われていく。その構造に気づけたことだけでも大きかったです。 さらに、この本が丁寧なのは、仕組みの前に「そもそも会社をどうしたいのか」というビジョンを描かないと結局何も機能しない、と示してくれているところ。社員を縛る仕組みではなく、人が成長しやすい環境をつくるための仕組み。その方向づけをビジョンが担うという説明は、忙しさに押されて後回しにしていた僕にはかなり響きました。 いまのメンバーに何をどこまで任せていいのか悩んでいる人、10人の壁を前に足踏みしている人には、とくに刺さる本だと思います。僕と同じように、「社員を信じたいけど不安」という揺れがある人にこそ、一度読んでほしい内容です。

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