
スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 【購入者限定】スマホ時代を考えるための「読書案内」付き
谷川嘉浩
累計読者数66
平均ハイライト数 26.9件/人
star総合評価 73/100
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この本について
人と話していて「なんでこんなに意見が浅くなるんだろう」とか、自分の判断に自信が持てずにスマホで答えを探してしまうこと、けっこうありますよね。スッキリしたい気持ちはあるのに、逆にどこか心が痩せていくような感じもある。僕もずっとこのあたりで迷っていました。 この本が面白いのは、「自分の頭で考える」ことを一度疑ってみよう、と言ってくるところです。自力思考を否定するんじゃなくて、むしろ他人の想像力を自分に取り込むことで、森みたいな複雑な問題の中で迷えるようになる。あえてモヤモヤを抱えたまま歩けるようになる、という感覚に近いです。また、スッキリしすぎる人間関係や理解の速さが、じつは大事な栄養まで流してしまうという指摘も刺さりました。理解できないものに少し時間をかけること、その「消化しきれなさ」を許すことが、心の余白をつくるんだと気づかされました。 自分の判断が短絡的になっている気がする人、情報の波に呑まれて考える余裕がなくなっている人には、特にしっくりくると思います。決めつけずに、一緒に迷ってくれる稀有な本です。
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