
人生のレールを外れる衝動のみつけかた (ちくまプリマー新書)
谷川嘉浩
筑摩書房 / 20240410
累計読者数119
平均ハイライト数 24.5件/人
star総合評価 72/100
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この本について
将来のことを考えるたびに、どうしても「正解っぽい言葉」を口にしてしまうことがあります。自分でもそれが本心かよく分からないのに、周りの期待や世間の雰囲気に合わせてしまう。気づけば、何を望んでいるのか自分でも見えなくなっている。そんなモヤモヤを抱えたまま働いている人、多いんじゃないでしょうか。 この本は、いわゆる「やりたいこと探し」をまっすぐ扱うタイプではなくて、もっと静かな場所から自分を拾い上げてくれます。海面の下から浮かんでくる微かな気泡のような、自分でも言葉にならない衝動をどう見つけるか。そのために、日常の些細な行動を観察する方法や、メタファーを使って曖昧な欲望に輪郭を与える視点が紹介されています。また、「夢中」や「没頭」といった地味な瞬間を、他人の評価軸から切り離して見直すという提案もあり、読んでいて肩の力が抜けました。 特に響いたのは、自分を「売り物」として最適化し続ける生き方に違和感がある人ほど、衝動を拾う感度が鈍ってしまう、という指摘です。だからこそ、世界に少し働きかけてみて、その反応を実験のように受け取ることで感受性が再起動する。これは、僕自身が行き詰まった時に助けられた視点でもあります。 仕事の選択に迷っている人というより、「そもそも自分の欲望の形が分からないまま動き続けてしまう人」にとって静かに効いてくる本です。
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出版社による紹介
「将来の夢」「やりたいこと」を聞かれたとき、なんとなくやり過ごしていませんか? 自分を忘れるほど夢中になれる「なにか」を探すための道標がここにある
「本当にやりたいこと」「将来の夢」「なりたい自分」こんなテンプレに惑わされないために。
変化を恐れない勇気、あげます。
「将来の夢」や「本当にやりたいこと」を聞かれたとき、
それっぽい答えを言ってやり過ごしたことはないですか?
自分を忘れるほど夢中になれる「なにか」を探すために
スマホを置いて一歩を踏み出そう。
【本書に登場する話題】
魚豊『チ。』/山田鐘人・アベツカサ『葬送のフリーレン』/伏瀬『転生したらスライムだった件』/山口つばさ『ブルーピリオド』/屋久ユウキ『弱キャラ友崎くん』/香山哲(漫画家)/黒澤明/ドストエフスキー/ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』/ジョージ・ソーンダーズ(作家)/ジェニー・ホルツァー(現代アーティスト)/空揚げの無料配布/幽霊文化/マーク・フィッシャー/キルケゴール/フロイト/チャールズ・テイラー/プラグマティズム/宇野常寛/小川公代/鶴見俊輔/森田真生/けんすう『物語思考』/ダニエル・ピンク『モチベーション3・0』/クレイトン・クリステンセン『イノベーション・オブ・ライフ』/スタンフォード式 人生デザイン講座/「本当にやりたいこと」/キャリアデザイン/OODAループ/言語化/観察
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