
スマホ時代の哲学 深い集中を取り戻し豊かな時間を生きる (新装版) 【増補改訂版】 (ディスカヴァー携書)
谷川嘉浩
ディスカヴァー・トゥエンティワン
累計読者数7
平均ハイライト数 14.4件/人
star総合評価 53/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 34%
この本について
スマホを見ている時間が長くなるほど、ちょっとした違和感やモヤモヤを味わう余裕がなくなっていく感じがありませんか。何かに触れてすぐ結論を出したくなるし、わからないものを抱え続けるのが妙にしんどい。でも本当は、その消化しきれない時間のほうに自分の厚みみたいなものが宿るんじゃないか……そんなことを思っている人に、この本はかなりしっくりきます。 印象的なのは、自己形成を「即興演奏」にたとえる視点です。完璧な答えを出すんじゃなく、うまく折り合いがつかない音を含めながら、自分という曲をその場で鳴らしていく。そう思えるだけで、いま抱えている複雑さに少しだけ呼吸の余地が出る気がします。そして、この本は“すぐ分かる説明”よりも、謎や問いをそのまま手元に置いておく価値を何度も思い出させてくれます。わからないまま考える時間こそ、他者を理解するための静かな土台になるのだと。 さらに、知識を「イントロ当てクイズ」にしない姿勢も好ましいです。哲学を道具箱のように扱い、いろんな人の想像力を借りて視点を増やしていく。派手さはないけれど、情報を経験に変えるにはこういう歩き方が必要なんだろうなと思わされます。 日常のスピードについていけず、立ち止まる理由を探している人に刺さる本です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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