ヨムナビ
「その日暮らし」の人類学~もう一つの資本主義経済~ (光文社新書)

「その日暮らし」の人類学~もう一つの資本主義経済~ (光文社新書)

小川 さやか

累計読者数45
平均ハイライト数 16.7件/人
star総合評価 64/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 39%

この本について

忙しく働いていると、「結局ずっと効率のことばかり考えてるな…」とか、「未来のために今を削っている感じが抜けない」というモヤモヤが出てきますよね。怠けたい気持ちに罪悪感を覚える一方で、先の読めない状況には妙に不安になる。自分でもよく分からないこの感覚に、どう向き合えばいいのか悩むことがあります。 この本は、そんな行き詰まりに対して大きな処方箋というより、視界の角度をそっと変えてくれる作品です。著者が現地で見てきたタンザニアの人びとは、未来を計画通りに積み上げるより、その場その場の関係や偶然に身を開いて生きています。たとえば「約束を守れる人」ではなく、その都度うまく切り抜けられた人を信頼するとか、「稼げない」と分かったらあっさり転戦するとか、効率よりも動きやすさと人の機微を大事にする生き方が当たり前にある。読んでいると、自分が当然だと思ってきた時間の使い方や「ちゃんとした未来」をつくることへのこだわりが、別に絶対ではないのだと気づかされます。 個人的には、「不確実=絶望」ではなく、「不確実=新しい希望の余白」という視点に救われました。計画に縛られすぎて身動きがとれなくなったとき、この余白を思い出すだけで、次の一歩のハードルが少し下がります。 今の暮らしをどう組み立てればいいのか息苦しさを感じている人に、静かに刺さる本だと思います。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は2に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

小川 さやかの他の作品

すべて見る arrow_right_alt
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要