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わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)

わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)

平田オリザ

講談社 / 2012-10-20

累計読者数65
平均ハイライト数 22.9件/人
推定読了時間 約2時間31分
star総合評価 71/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 41%

この本について

人と話していて、なぜか噛み合わないまま終わることが増えた気がします。こちらは丁寧に伝えているつもりでも、相手の反応がどうも読めない。あるいは、そもそも「話す気力」が湧かない。そんな日が続くと、自分のコミュニケーション能力に問題があるのかと落ち込みますが、どうやらそれだけではなさそうだと気づかせてくれたのが、この本でした。 平田オリザさんは、私たちがつまずく原因を「個人の性格」ではなく、言語や社会の仕組みの側から丁寧にほどいてくれます。たとえば日本語そのものに潜む性差の話や、コンテクストの“ずれ”が摩擦を生むという指摘は、自分の経験と重ねると妙に納得できます。また、コミュニケーションとは情報を正確に伝える作業ではなく、冗長さを含めて相手との距離を調整する行為なんだと捉え直すと、会話の中で自分が何に戸惑っていたのかが少し見えてきました。 もうひとつ刺さったのは、「対話はお互いが変わることを前提に始まる」という姿勢です。意見を変えることを負けだと思いがちな自分には、かなり衝撃でした。でも、価値観の異なる人と関わる場面が増えるいま、この態度を持てるかどうかが、自分の仕事や人間関係にも直結してくる気がします。 目の前の会話にしんどさを覚えつつも、どうにかしたいと思っている人に届いてほしい一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

【新書大賞2013第4位】 日本経団連の調査によると、日本企業の人事担当者が新卒採用にあたってもっとも重視している能力は、「語学力」ではなく、「コミュニケーション能力」です。ところが、その「コミュニケーション能力」とは何を指すのか、満足に答えられる人はきわめて稀であるというのが、実態ではないでしょうか。わかりあう、察しあう社会が中途半端に崩れていきつつある今、「コミュニケーション能力」とは何なのか、その答えを探し求めます。(講談社現代新書)
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