
知的再武装 60のヒント (文春新書)
池上 彰 and 佐藤 優
文藝春秋 / 2020-03-19
累計読者数5
平均ハイライト数 13.4件/人
推定読了時間 約2時間44分
star総合評価 58/100
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この本について
仕事でも日常でも、判断に迷う場面って増えましたよね。情報は多いのに、自分の頭で考えている感じが薄れていくというか。「とりあえず誰かが答えを教えてくれるだろう」と思い始めた瞬間に、主体性がスッと後ろに下がってしまう感覚、僕もよくあります。 この本が面白いのは、派手な処方箋をくれるわけではなく、「考える体力をどう取り戻すか」を地に足のついたやり方で示してくれるところです。例えば、自分の理解力を測るために十時間だけ本気で勉強してみるとか、相手が何を求めているのかを想像しながら四十秒で話す練習をするとか、こういう小さな行動が自分の思考を整えてくれる実感があります。また、SNS的な“体言止めの雰囲気”に流されないために、文体を丁寧に読む視点を持つ話も、日常でそのまま使える感覚でした。 人間関係でも、相手に多めに与えるところから対等が始まるという指摘は、妙にリアルで、仕事での距離感に悩んでいる人には刺さると思います。大げさな教養論ではなく、毎日の判断や姿勢をちょっとずつ修正するための道具が詰まっている本です。 自分の思考が最近うまく回らないと感じている人に、とくに向いています。
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出版社による紹介
人生で最も役に立つのは、達人が明かす極意です。本書は60の極意から成っています。 人は人生において、二つの大きな転換期を迎えます。一つ目は45歳の人生の折り返し地点です。そこで重要なのは「知的再武装」をすることです。「知的再武装」はよりよく生き、よりよく死んでいくための、人生の必須課題です。では、「知的再武装」で、何をどう学ぶべきか。その点について、二人の勉強の達人が、秘中の策を惜しげもなく教えてくれる。時間は有限な財産であるから、そこでやってはいけないこともある。それは何なのかも明言してくれます。もちろん、稀代の読書家の二人なので、厳選した読むべき書籍も推薦してくれます。二人が提案するのは、学び直しに当たって、何を準備すればいいのか、いかにして継続させるのかです。映画・小説は当然のこととして、時代劇ですら、どうすれば勉強の対象になるかを開陳してくれます。 二つ目に重要なのは、60もしくは65歳で定年を迎えてからです。実は、ここに人生の最大の正念場が待ち構えています。それを「60の壁」と二人は呼びます。ここでの対処を間違えると、その後の人生はかなり惨憺たるもにしかなりません。会社の再雇用は受けるべきなのかどうか。二人は受けるべきではないとします。そして最大の関門は、家庭です。ビジネスパーソンが家庭に入り込むのがどうして難しいことなのかを本書は明らかにします。それを乗り越えるには三つの対話術があります。定年から95歳までの長い長い第二の人生を、心の健全さを保ちながら生きていくためにどうすればいいのか、本書はその知恵を授けてくれます。
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