
ヤバい仕組み化
松田幸之助 and 吉川充秀
この本について
仕事の場で「ちゃんと考えてるのに、物事が前に進まない」というモヤモヤ、けっこうありますよね。会議で話したはずなのに結局何も変わらないとか、やると決めたことが曖昧なまま時間だけ過ぎるとか。自分の段取りが悪いのか、組織の仕組みが悪いのか、その境目もだんだん曖昧になってきたりします。 この本を読んで印象に残ったのは、「仕組みって、立派な戦略より“決めて動ける環境”の方が先なんだな」という感覚でした。プリマベーラのやり方は派手さはないんですが、報告→決定→実施→チェックの流れをとことん細かく整えることで、曖昧さをごっそり消しているんですよね。会議に“結論が出る人”を必ず入れるとか、50点のマニュアルでもまず出して改善を回すとか、「実施できない理由」をひとつずつ潰す工夫がすごくリアルです。読むうちに「ああ、進まないのは人じゃなくて“仕組みの方”だったのかも」と視点が変わります。 とくに刺さるのは、現場の報告をちゃんと仕組みに組み込んで、日々の改善につなげていくところ。やる気とか根性に頼らず、「いつ・誰が・どう動くか」が決まっているから、迷う時間が減るんですよね。自分のチームでも「決めたはずなのに実行されない」を繰り返していたので、その原因を言語化してもらえた感覚がありました。 仕事が「話すだけで終わる」状態に疲れている人、あるいは小さなチームでも仕組みを整えたいと思っている人には、静かに効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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