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しんがり 山一證券最後の12人 (講談社文庫)

しんがり 山一證券最後の12人 (講談社文庫)

清武英利

講談社 / 2013-11-13

累計読者数12
平均ハイライト数 12.5件/人
推定読了時間 約4時間35分
star総合評価 55/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 37%

この本について

会社で判断に迷う場面って多くないですか。正しさより数字が優先される空気に流されてしまったり、声を上げたほうがいいのか黙っていたほうがいいのか分からなくなったり。自分も何度か、組織の大きさに押しつぶされそうになる瞬間がありました。 『しんがり 山一證券最後の12人』は、そんなモヤモヤに少し違う角度から風を通してくれる本でした。読んでいて強く感じたのは、「組織は勝手に怪物になるわけじゃない。人がつくり、人が止められるものでもある」という視点です。山一の内部調査に踏みとどまった人たちは、出世欲よりも“せめて最期くらいは正直に向き合いたい”という、ごく個人的な感情から動いていた。その姿が、派手さはないけれど妙に心に残ります。 もう一つ、刺さったのは「評価は永続的な判定ではない」という部分です。会社での序列や烙印も、ある時期にある人たちがつけただけのもの。だから、環境の空気だけで自分の価値まで決めつけなくていい。これは働いている人なら誰でも一度は救われる視点だと思います。 組織の中で踏みとどまる理由を探したい人に刺さる本です。自分の働き方を見直すきっかけにもなる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

【第36回講談社ノンフィクション賞受賞作】負け戦のときに、最後列で敵を迎え撃つ者たちを「しんがり」と言います。戦場に最後まで残って味方の退却を助けるのです。四大証券の一角を占める山一證券が自主廃業を発表したのは、1997年11月のことでした。店頭には「カネを、株券を返せ」と顧客が殺到し、社員たちは雪崩を打って再就職へと走り始めます。その中で、会社に踏み留まって経営破綻の原因を追究し、清算業務に就いた一群の社員がいました。
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