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野村證券第2事業法人部 (講談社+α文庫)

野村證券第2事業法人部 (講談社+α文庫)

横尾宣政

講談社 / 2019-07-18

累計読者数3
平均ハイライト数 41.7件/人
推定読了時間 約11時間11分
star総合評価 62/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 12%

この本について

仕事で判断を迫られる場面って、表向きは「理屈」で動いているようで、実際は人間関係や空気に左右されてしまうことが多いですよね。自分の意思で決めたつもりでも、あとから「あれは周りに合わせただけだったな…」と気づいて落ち込むことがある。僕もそういう迷いを何度も味わってきました。 『野村證券第2事業法人部』を読むと、その曖昧さの正体が少し見えてきます。抜粋に反応している方が多いところを見ると、読者は「理不尽な構造の中で、それでも成果を求められる苦しさ」に引っかかっているんだと思います。営業マンが銘柄すら選べない、売れない商品を抱えて頭を下げ続ける、含み損を“見なかったことにする”ような文化に振り回される。こうしたエピソードは決して特殊な世界の話ではなく、日常の職場にも形を変えて存在しているから刺さるのだと思います。 この本が効くのは、まず「組織の理不尽さにどう向き合うか」を、生々しい現場の決断を通して考えられるところ。さらに、著者自身が嫌悪感や葛藤を抱えながらも手を動かし続ける姿が描かれていて、「正しさと現実の折り合いをどう付けるか」を具体的なシーンで掴めます。そしてもう一つは、環境に流されやすい自分を責めるのではなく、「構造がこうなら、人はこう動くよな」と少し俯瞰できるようになるところです。 組織の中で自分の判断軸が揺らぎやすい人、あるいは「正しいと思うことが時々報われない」と感じている人には、静かに沁みる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

著者が退職する1998年までの20年間、野村證券は金融国際化とバブル経済に沸き、トヨタを上回る5000億円もの経常利益を叩き出す日本一儲けた会社だった。その激動の時代にトップセールスマンとして多額の手数料収入を稼いだ著者は、しかしその後オリンパス巨額粉飾事件の「指南役」とされて逮捕・起訴。根も葉もない容疑を一貫して認めず、過去最長となる2年8ヵ月もの間、東京拘置所などに勾留されることになった。カルロス・ゴーン事件で世界から非難の声が上がった悪しき「人質司法」の生贄となったのだ。著者は拘置所に事件関連資料を取り寄せて徹底的に読み解き、検察が構築し裁判所が追認したデタラメなシナリオを完全論破、事件の真相を独力で明らかにした。
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