
しんがり 山一證券 最後の12人
清武英利
講談社 / 2013-11-13
累計読者数6
平均ハイライト数 8.7件/人
推定読了時間 約4時間35分
star総合評価 60/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 88%
この本について
仕事をしていると、「この判断、本当に正しいのか…」「組織の空気に流されてないか…」みたいな小さな違和感が積み重なる瞬間がありますよね。正しいと思って動いているのに、いつのまにか周りに合わせてしまっていたり、逆に一本気すぎて浮いてしまったり。その揺れは、誰にでもあるものだと思います。 『しんがり 山一證券 最後の12人』は、そんな迷いのど真ん中にいる人の感情にじわっと触れてくる本でした。破綻した会社の後片づけに踏みとどまった人たちが描かれているのですが、彼らの行動は「正義」みたいな派手な言葉とは少し違って、もっと生活に近い感覚で動いているんです。損得よりも「これは嘘をつけない」「ここだけは譲れない」という、ごく当たり前の線引き。それを貫くときの苦さや孤独も含めて書かれているのが、この本の効きどころだと思います。 読んでいて響いたのは、会社の評価は棺を閉じるまでの評価ではない、という視点でした。組織の序列や空気に縛られすぎると、自分の判断を信じる力まで失ってしまう。でも、たとえ馬鹿だと思われても、自分の目で見た事実に向き合うことでしか守れないものがある。山一の人たちの姿を見ていると、そんな当たり前のことを思い出させられます。 組織の中で「これでいいのか」と立ち止まることが増えてきた人に、そっと効いてくる本です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
【第36回講談社ノンフィクション賞受賞作】負け戦のときに、最後列で敵を迎え撃つ者たちを「しんがり」と言います。戦場に最後まで残って味方の退却を助けるのです。四大証券の一角を占める山一證券が自主廃業を発表したのは、1997年11月のことでした。店頭には「カネを、株券を返せ」と顧客が殺到し、社員たちは雪崩を打って再就職へと走り始めます。その中で、会社に踏み留まって経営破綻の原因を追究し、清算業務に就いた一群の社員がいました。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要








