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いま批評は存在できるのか

いま批評は存在できるのか

三宅香帆, 森脇透青, 松田樹, 大澤聡, 東浩紀, and 植田将暉

累計読者数10
平均ハイライト数 11.7件/人
star総合評価 60/100
trending_up後半加速型
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この本について

仕事に追われていると、考えるための余白がどんどん削られていく感覚があります。自分の意見を持ちたいのに、気づけば周りの空気や既存の物差しに合わせてしまう。批評って必要なんだろうか、とさえ思ってしまうときがあります。 『いま批評は存在できるのか』は、そのモヤモヤに正面から向き合う本でした。印象的なのは、批評を「マジョリティーに切り口を投げる営み」と捉えつつ、同時に“誰に向けて語るのか”という視点が何度も問い直されていること。いま目の前にいる読者に届く言葉と、10年後の読者に残る言葉。そのあいだで揺れながら書く人たちの葛藤が、読んでいるこちらにもじわじわ伝わります。 また、批評の背後には必ず環境を支えるケアワーカーがいる、という話も個人的には強く刺さりました。批評家そのものより、それを可能にする場所や観客をどうつくるのか。自分が日々感じていた「どこで言葉を育てればいいのか」という不安にも、ひとつの視点を与えてくれる本です。さらに、過去の批評がなぜ“新しく”読めるのかという議論も、現代の言語環境の窮屈さを裏から照らしてくれます。 いまの議論の空気に息苦しさを覚えている人、思考する余白をなんとか確保したい人にはとても静かに効く一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

批評の役割とは何か。どのような言葉が必要なのか。 90年代生まれの批評家たちが集まった白熱のイベントに、批評家・大澤聡と東浩紀をくわえたふたつの座談会、そして充実の書き下ろし論考まで。 いま「批評」を考えるために必読の一冊ができました。
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