
ジムに通う人の栄養学 スポーツ栄養学入門 (ブルーバックス)
岡村浩嗣
講談社 / 2013-03-20
この本について
筋トレやダイエットを続けていると、「たんぱく質は足りてるのか」「炭水化物は減らしたほうがいいのか」「運動したのに体が変わらないのはなぜ」と、正解が分からないまま手探りでやってしまうことが多いと思います。僕もずっと「とりあえずプロテイン増やせばいいんだよね」と思っていた時期がありましたが、この本を読むと、その発想がいかに“部分的”だったかに気づかされます。 読んで一番刺さったのは、「筋肉をつくるには、たんぱく質より先にエネルギーが必要」という話でした。運動後にたんぱく質だけを急いで摂っても、エネルギー不足だと筋肉づくりに回らず、ただのエネルギー源として消費されてしまう。さらに、炭水化物が少ない食事だと筋グリコーゲンが回復せず、翌日のトレーニングの質が落ちてしまう。こういう“実際の体の反応”まで踏み込んで説明してくれるので、食事の優先順位が一気に整理されました。 もう一つ印象に残ったのは、「摂取タイミングで同じ食事の効果が変わる」という点です。運動直後に摂ったほうが筋合成が高まるとか、果糖のほうが低血糖を起こしにくいとか、感覚では知っていたつもりの情報が“なぜそうなるのか”までつながることで、行動に落とし込みやすくなるんですよね。極端な食事制限で筋肉が落ちやすい理由も、ただの根性論ではなく、生理的な仕組みとして語られています。 トレーニングしているのに結果が出ない人、食事の優先順位がモヤモヤしている人には特に刺さると思います。感覚ではなく、体の仕組みから“無理のない選択”ができるようになる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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