
進化は万能である 人類・テクノロジー・宇宙の未来 (早川書房)
マット リドレー, 大田 直子, 鍛原 多惠子, 柴田 裕之, and 吉田 三知世
早川書房 / 2016-09-25
この本について
仕事でも日常でも、「なんで社会ってこんなふうにできてるんだろう?」と立ち止まる瞬間がけっこうあります。制度や仕組みって誰かが上から設計しているように見えるけれど、実際はもっと雑で、もっと人間くさい動きの積み重ねで形づくられているのかもしれない──そんなモヤモヤに触れたとき、この本がゆっくり効いてきます。 読んでいて一番助かったのは、社会や技術の変化を“意図された設計”ではなく“進化”として捉える視点でした。コーヒーショップの形だって顧客の行動が決めているし、舟の形だって海がふるいにかけてきた。インターネットにしても、ぐちゃぐちゃなのに秩序が生まれてくる。その見方で振り返ると、政治や教育がなぜ停滞するのか、逆にどこで変化が芽生えるのかが腹落ちしやすいんですよね。「仕組みを誰がどう動かすのか」という問いが、少しだけ現実的になります。 もう一つは、人間の行動や思考の“分散性”を扱う章。自由意志があるようでいて、気づけば環境やネットワークに揺さぶられている。でもそれを悲観するんじゃなくて、じゃあどんな関係や場に身を置くと前に進めるのか、という方向に目が向くのがありがたいところです。 「中央集権的な“正しさ”より、現場の小さな試行錯誤に関心がある人」に刺さる本だと思います。自分の判断軸が少しだけ変わる、そんな読書でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
資本主義こそが究極の革命である 市場から社会を変えるイノベーターたち
宇野 常寛, 粟飯原 理咲, 安藝 貴範, 安宅 和人, 川鍋 一朗, 北川 拓也, 野林 徳行, 古川 健介, and 森 健志郎

システム思考をはじめてみよう
ドネラ・H・メドウズ and 枝廣淳子

「社会を変える」を仕事にする ― 社会起業家という生き方
駒崎弘樹

【全15巻合本版】角川インターネット講座 (角川学芸出版全集)
村井 純

インターネット的 PHP文庫
糸井 重里
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要