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繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

マット・リドレー, 大田 直子, 鍛原 多惠子, and 柴田 裕之

早川書房 / 2013-07-15

累計読者数21
平均ハイライト数 27.8件/人
推定読了時間 約12時間23分
star総合評価 73/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 45%

この本について

仕事でも日常でも、変化に向き合うたびに「自分の判断はこれでいいのか」と不安になることがあります。特に世の中のニュースが暗い方向ばかりに振れた日は、先の見通しなんて立てようがない気にもなります。でも一方で、実際の世界はもっと複雑で、思っていたほど悪くないのでは…という感覚が抜粋を読んでいてよみがえりました。 『繁栄』は、希望を持てと言い切るタイプの本ではなく、「人間はどうやってここまで来たのか」を淡々と追いかける中で、ものの見え方が少し整っていく本です。アイデアが一つの天才から生まれるのではなく、複数の人のあいだで掛け合わさっていく現象だという話は、いま自分が抱えている停滞感を相対化してくれます。閉じこもると進歩が止まる、人間にはそもそも孤立したがる性質がある、といった指摘も、職場やチームで起こる小さな行き違いと地続きに感じられました。 さらに、交易や分業がどれだけ人類の時間を増やしてきたかを読むと、「効率化」という言葉の裏にある長い歴史が急にリアルになります。自分一人で全部抱え込むより、外とつながったほうが前に進める、という当たり前のことを思い出させてくれる本です。 世界の見え方を少し広げたい人、あるいは「合理的な楽観」という言葉にうっすら惹かれるけれど根拠がほしい人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人口爆発、環境汚染、貧困拡大、温暖化...われわれ人類の行く末について、悲観的な予言を目にしない日はない。だが実のところ、いまこそは人類史の最高の時代なのだ。明日を暗くするかに見える問題も、多くは良い方向に向かっている。著者リドレーは、ヒトが大成功を収めた要因が「分業」と「交換」であるとし、アイデアの交換=共有によって、さらなる繁栄が到来すると告げる。比類なき“合理的楽観主義者”宣言の書。
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