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おどろきのウクライナ (集英社新書)

おどろきのウクライナ (集英社新書)

橋爪大三郎、大澤真幸

集英社 / 2022-11-17

累計読者数7
平均ハイライト数 10.1件/人
推定読了時間 約4時間26分
star総合評価 36/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

国際ニュースを見ていて、「結局どこが問題で、なぜこんなにも話がこじれるのか」が気づくと霧のまま、ということが多いんですよね。自分もウクライナや中東の話題に触れるたびに、表面の情報だけ追っても全然つながらない感覚がありました。立場や正義が衝突しているように見えて、実はその背後にある“考え方そのもの”が理解できていないのでは、とモヤモヤしていたんです。 『おどろきのウクライナ』は、その奥にある哲学や社会の前提を、素直にほどいていく本でした。たとえば、中東のファンダメンタリズムを「伝統への回帰」ではなく“現代への反応”として読み替える視点や、ウクライナ戦争を「意識が高い人の問題」にしてしまう日本人の距離感のズレなど、ニュースの外側にある背景がようやく輪郭を持ってくる感覚があります。アメリカやロシアの振る舞いも、好き嫌いではなく、世界をどう見ているかの違いとして理解できるようになるのが大きかったです。 とはいえ、難しい理論で殴ってくるタイプではなく、「自分たち自身が何を前提に世界を見ているのか」まで一緒に立ち返らせてくれる本でした。国際情勢を学びたいというより、“世界の見え方そのものが引っかかっている人”にじわっと効くと思います。 特に、ニュースを追うたびに「自分はどこまで分かっているんだろう」と感じてしまう人におすすめです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

権威主義国家VS自由・民主主義陣営 プーチンは地獄の扉を開いた! 世界史的地殻変動を文明と宗教で読み解く ポスト・ウクライナ戦争の世界 ――人々はなぜ、おどろいたのか?―― それは自明だと考えていた前提が、あっさり崩れ去ったから。 自由と人権と民主主義と、資本主義と法の支配と、言論の自由と選挙とナショナリズムと。 (橋爪大三郎氏「はじめに」より) ◆内容紹介◆ 2022年2月、誰もがおどろいたロシアのウクライナ侵攻。プーチンはついに地獄の扉を開けた。 アメリカ覇権の終焉後に始まる、ロシア、中国など権威主義国家と自由・民主主義陣営の戦いとは? 私たちは新しい世界にどう向き合うべきなのか? この世界史的な地殻変動の本質を見抜くには、安全保障や経済政策の観点と同時に文明論、宗教学、歴史、社会学的な視座が不可欠だ。 日本を代表する社会学者が混迷の世界の深層に迫る、白熱の討論。 ◆主なトピック◆ ◎アメリカの戦略転換 ◎急転のアフガニスタン情勢 ◎「中国の特色ある」資本主義 ◎資本主義にはふたつある ◎自信を失う西側世界 ◎自由は普遍的価値なのか ◎どんな価値のために戦うか ◎ウクライナという国 ◎ギリシャ正教は政教一致 ◎ロシアとはなにか ◎プーチンの主権国家 ◎西欧コンプレックス ◎合理性を超えた決定 ◎ウクライナのナショナリズム ◎この戦争を歴史のプラスにできるか ◎ロシア非難決議を棄権する国々 ◎ロシアと中国の違い ◎自由と平等はなぜ説得力がないか ◎ポスト・ウクライナ戦争の新世界
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