
神さまのビオトープ (講談社タイガ)
凪良ゆう
累計読者数16
平均ハイライト数 6.5件/人
推定読了時間 約6時間1分
star総合評価 50/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 32%
この本について
人と関わるとき、自分でもよく分からない感情に振り回されたり、誰かの「正しさ」に擦り切れたり、守りたいものほど言葉にしづらかったりします。頭では分かっているのに、うまく振る舞えない自分に落ち込むこともあると思います。僕もよくあります。 『神さまのビオトープ』を読んで印象的だったのは、そんな“揺らぎ”そのものを否定せずに描いているところでした。たとえば、夢は自分一人で守るしかないという苦さと、それでも守りたいと思ってしまう必死さ。正しさより先に体が動いてしまう不合理さが、人間らしさとして肯定されていること。誰にも話せなかった思いが、ふとした瞬間にこぼれてしまう、その脆さと美しさ。どれも、日常のどこかで心当たりのある感覚です。 読んでいると、「答えを出せないままの自分でも、生きていていいのかもしれない」と思わせてくれます。絶対ではなく「多分大丈夫」と言われるほうが救われる、あの感じに近いです。人間関係に疲れたり、自分の矛盾にへこんだり、正しさと気持ちの間で迷い続けている人にとっては、そっと呼吸がしやすくなる物語だと思います。 迷いながら進んでいる人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
夫の幽霊と暮らすうる波を取り巻く、秘密を抱えた彼ら。世界が決めた「正しさ」から置き去りにされた人々へ、救済の物語。
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