
星を編む
凪良ゆう
講談社 / 2023-11-08
累計読者数43
平均ハイライト数 11.8件/人
推定読了時間 約4時間30分
star総合評価 65/100
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この本について
日々の人間関係や家族のことで、「正しさってなんだろう」「どこまで他人に歩み寄ればいいんだろう」と迷うことがよくあります。誰かを大切に思っているはずなのに、価値観がずれて傷つけてしまったり、逆に自分が勝手に決めつけてしまったり。そんなズレに疲れてしまうとき、この作品は少しだけ呼吸を深くしてくれる感じがしました。 『星を編む』は、人との関係が思いどおりにいかないのは当たり前だという前提に立ちながら、その「当たり前」を丁寧に見せてくれます。たとえば、善意が必ずしも報われない現実や、親であってもひとりの人間として自立していないと支えることはできないという視点。あるいは、わかりあえない苦しさに無理やり答えを出さなくても、距離の取り方を工夫すれば関係は続く、という静かな示唆。どれも派手ではないのに、具体的な場面で描かれるからこそ、自分の生活のどこかに重ねてしまいます。 読んでいて一番響いたのは、「歪みこそが愛の本質」という扱い方でした。綺麗に整理できない記憶や感情があったとしても、それを含めて生きていくしかないし、その中で自分なりの形を編んでいくしかない。誰かの物語を覗き込みながら、自分の物語も同時に見直すような読書体験でした。 他人との距離感に悩みやすい人、家族との関係に答えを見つけられずにいる人に、静かに効いてくる本だと思います。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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出版社による紹介
☆2023年本屋大賞受賞作 シリーズ最新作☆ 第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編 花火のように煌めいて、 届かぬ星を見上げて、 海のように見守って、 いつでもそこには愛があった。 ああ、そうか。 わたしたちは幸せだった のかもしれないね。 『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語 「春に翔ぶ」--瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは? 「星を編む」--才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。 「波を渡る」--花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。
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