
そして、バトンは渡された (文春e-book)
瀬尾 まいこ
文藝春秋
累計読者数10
平均ハイライト数 6.4件/人
推定読了時間 約46分
star総合評価 57/100
trending_up後半加速型
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この本について
人間関係って、正解が見えそうでまったく見えない時がありますよね。家族だから大事にしたい気持ちと、どうしても噛み合わない現実。自分を優先したいのに、何を選べば満たされるのかもわからない。そんなモヤモヤを抱えたまま、日々をやり過ごしてしまう時があります。 『そして、バトンは渡された』を読んで感じたのは、「家族ってこうあるべき」という形に寄りかかれない人ほど、この物語が静かに沁みるということでした。登場人物たちは立派じゃないし、揺れてばかりです。でも、だからこそ“優先順位のつけ方”や“未来に手渡す感覚”が、自分の生活の延長線で考えられるんです。たとえば、誰かのために費やす時間がいつのまにか自分の意味になっていく瞬間や、血縁よりも一緒に過ごした時間が家族を形作ること。そういう場面が、読みながらじわじわ効いてきました。 また、「だいたいのことはぼんやり収束していく」という視点も、何かを完璧にやらなきゃと思いがちな時の力になります。うまくやれているように見える親だって自信なんてなくて、それでも明日を二つに増やすように誰かの未来を思う。その揺らぎごと受け入れていいんだと感じられます。 家族との距離感に悩んだり、自分の選択にいつも少し不安を残してしまう人に、そっと効いてくる物語だと思います。
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出版社による紹介
2021年10月29日(金)、映画公開決定! 本屋大賞を受賞したベストセラー小説のコミカライズ版。 「優子ちゃんは、あたしがお母さんでよかった?」 高校3年生の優子は、幼い頃に母親を亡くしてから様々な親の間を「バトン」のように渡り歩き、今は血の繋がらない父親・森宮さんと2人暮らしをしている。 離れ離れになった実の父親、突然音信不通になった継母の梨花さん、そして常にきれいな距離感を保った森宮さんーー。 家族の形を丁寧に描いた感動作。 ※こちらは無料試し読み版です。続きは製品版をご購入の上、お楽しみください。
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