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最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下) (TO文庫)

最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下) (TO文庫)

二宮敦人、syo5

TOブックス / 2018-04-02

累計読者数14
平均ハイライト数 4件/人
推定読了時間 約2時間59分
star総合評価 56/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 64%

この本について

ときどき、自分の気持ちに整理がつかなくて「何が正しいのか」「自分は間違って生まれてきたんじゃないか」とまで考えてしまうことがあります。仕事でも家庭でも、人との距離の取り方ひとつで心がすり減る日があるし、誰かを救いたい気持ちと、自分を守りたい気持ちがごちゃ混ぜになることも多いと思います。 この本の抜粋を読んでいると、そういう“割り切れなさ”を抱えたままでも人は誰かとつながれるし、絶望のすぐ隣に小さな光が潜んでいることを、登場人物たちの関わりが静かに示してくれます。特に、福原が父との距離を埋め直していく場面や、桐子が「救われる人」として福原本人を指す瞬間は、読者自身の痛いところをやさしく突いてくるはずです。「もう変われない」と思い込んでいた場所から、一歩だけ動けるようになる感覚があります。 そして、この物語が効くのは、大きな答えを押しつけるからではなく、苦しみの理由を誰かの“理屈”の中にそっと見つけ直すよう促してくれるところ。人の弱さや不器用さを否定しないまま、関係が“変わる”のではなく“取り戻される”という描き方も現実的で、過度な希望ではなく「これなら信じられるかもしれない」と思わせてくれます。 人間関係の行き詰まりや、家族とのわだかまりを抱えたまま仕事をしている人ほど、深く刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

★映画化企画進行中!★ シリーズ累計25万部突破! 全ての人は誰かを救うために生まれてくる――。 衝撃の医療ドラマ、感動の完結編! 【あらすじ】 少年時代に入退院を繰り返し、ただ生きるだけの日々を過ごしていた桐子。だが、一人の末期癌患者との出会いが彼を変えた。奇しくも、その女性こそ幼き福原の母だった。彼女の命を賭けた願いとは? なぜ、人は絶望を前にしても諦めないのか? 再び、二人が「ある医者」との闘病に挑む時、涙の真実が明らかになる。流転する時を越え、受け継がれる命が希望の未来を生む――読む者に生き方を問い直す、医療ドラマ第二弾。感動の完結編! 【文庫書き下ろし】 著者について ●二宮敦人(にのみや・あつと) 1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。累計20万部を突破した『!(ビックリマーク)』等、次々に新作を発表する注目の新世代作家。著書に『18禁日記』『郵便配達人シリーズ』『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常』『なくし物をお探しの方は二番線へ』『廃校の博物館 Dr.片倉の生物学入門』等がある。
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