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汝、星のごとく

汝、星のごとく

凪良ゆう

講談社 / 2022-08-04

累計読者数64
平均ハイライト数 29.8件/人
推定読了時間 約5時間29分
star総合評価 80/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 53%

この本について

人間関係で「わかっているつもりなのに受け入れられない」とか、「自分の気持ちを飲み込み続けていつか破裂しそう」とか、そういうモヤモヤって誰にでもあると思います。相手を思いやってるはずなのに苦しくなる瞬間があって、そこで初めて、自分がどれだけ自分を置いてきぼりにしていたかに気づくこともあります。 『汝、星のごとく』の抜粋を読み返すと、みんなそこに刺さっているんだろうなと思います。正論と我慢の境界がわからなくなる感じとか、「いい女であれ」という目に見えない呪いに縛られる感覚とか、誰かを大切にしているのに自分の輪郭が薄れていくあの怖さ。この物語の人物たちは、それを誤魔化さずに歩き続けるからこそ、読んでいる側の胸にもゆっくり波が寄せてきます。 わたし自身、この本に助けられたのは、選ぶ苦しさを“弱さじゃない”と捉え直せたところでした。未来は過去を上書きできるという言葉も、身に覚えのあるしんどさの上にそっと置かれるからこそ響きます。誰かを選び、何かを捨て、そこに理由を見つけながら進んでいく登場人物たちの姿は、無理に前向きな答えを押し付けてこないのに、読む側の足を少しだけ前に出させてくれます。 自分の気持ちに蓋をするのが癖になっている人に、とても静かに刺さる物語です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

☆2023年本屋大賞受賞作☆ 【第168回直木賞候補作】 【第44回吉川英治文学新人賞候補作】 【2022王様のブランチBOOK大賞】 【キノベス!2023 第1位】 【第10回高校生直木賞候補作】 【ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 第3位】 【今月の絶対はずさない! プラチナ本 選出(「ダ・ヴィンチ」12月号)】 【第2回 本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞 ノミネート】 【未来屋小説大賞 第2位】 【ミヤボン2022 大賞受賞】 【Apple Books 2022年 今年のベストブック(フィクション部門)】 などなど、賞&ノミネート&ランクイン多数! その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。 本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。 ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。 風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。 生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。 ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

目次

春に翔ぶ 星を編む 波を渡る
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