
Web3時代のAI戦略 社会課題解決を成長ビジネスに変える正のスパイラル
大植 択真
日経BP / 2022-08-27
この本について
仕事でAIやデータに関わるたびに、「結局どこから手をつければいいのか」とか、「社会課題とか言うけれど、現実のビジネスにつながるのか」といった迷いが出てきませんか。技術の話と現場の感覚がどうもつながらなくて、自分の理解が浅いだけなのかと不安になることもあります。僕自身、このあたりずっとモヤモヤしていました。 この本は、AIとWeb3を“未来のバズワード”として扱うのではなく、実際に動き始めている事例や仕組みを通して「何がどこまで現実になっているか」がよく分かる内容でした。例えば、Hivemapperのように参加者の行動が社会インフラを作り、それが自分のメリットにも返ってくる構造。あるいは、創薬や植物工場のケースのように、専門家とAIが役割分担しながら効率を大きく上げていく流れ。さらに、個人が主体的にデータ提供を選べる世界では、企業がどう信頼を獲得するかという視点も避けて通れないことに気づかされます。読み進めるほど、技術の話が自分の仕事や組織での意思決定に急に近づいてくる感覚がありました。 特に「社会課題の領域こそ成長の余地が大きい」という指摘は、短期の成果に追われて視野が狭くなりがちな僕にはかなり刺さりました。社会貢献というきれいごとではなく、データやAIが回り続けることで価値が積み上がる“ぐるぐるモデル”として現実的に語られているので、手触りがあるんですよね。 自分の仕事をもう少し長い目で見たい、あるいはAIをどう扱えば組織で意味のある動きになるのか悩んでいる人には、とても相性がいい一冊だと思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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