
自分の頭で考えよ――石原慎太郎100の名言
石原 慎太郎 and プレジデント編集部
President Inc / 2022-11-15
この本について
仕事でも暮らしでも、判断のたびに「これでいいのか」と足が止まる瞬間ってありますよね。やりたいことがあるのに、どこかで保険をかけてしまったり、周りの評価ばかり気にして選択が浅くなる感じ。頭では分かっているのに、自分の実人生をちゃんと引き受ける覚悟までは持ちきれない……そんなモヤモヤに心当たりがあるなら、この本の言葉はじわっと効いてきます。 石原慎太郎の語彙は一見すると堅いのに、言っていることは驚くほど実感に寄り添っています。たとえば、他者との相克や毀誉褒貶から逃れられない現実を前提にしつつ、そこでどう「自分の頭で決めるか」を問われる感覚。あるいは、何かを成し遂げようとすると必ず生まれる煩雑さや苛酷さを避けず、条理をつかみにいく態度。どれも大きな主張というより、日常の小さな選択を少しだけ深くするための角度をくれる言葉なんですよね。 特に響くのは、「保険のかかった冒険は冒険になり得ない」という一文で、ここで言う冒険は壮大な挑戦というより、会社で自分の意見を一歩押し出すような、そんな小さな動きのことだと感じます。自我とか個性という言葉を大げさに振りかざすのではなく、社会の中でそれをどう扱うかまで含めて自分ごとにするための視点が、この本には静かに置かれている気がします。 こんな人に刺さると思います。周りと折り合いをつけながら、それでも「自分で決めたと言える人生」を持ちたい人。読んで劇的に何かが変わるというより、自分の中で言葉がゆっくり沈んでいき、気づけば行動の選び方が少し変わる、そんなタイプの一冊です。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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