
Technofeudalism: What Killed Capitalism (English Edition)
Yanis Varoufakis
Random House / 2023-09-28
この本について
最近、テクノロジーの話題を見ても「便利にはなってるはずなのに、なんで自分たちは楽になっていないんだろう」と、じわっとした違和感が残ることが多いんですよね。働いても働いても余裕が増えない感じとか、自分の手の届かないところで仕組みだけが動いている感じとか。そういうモヤモヤを言語化しようとして、この本を手に取る人は多いと思います。 読者が保存していた抜粋を見ていると、「歴史がどう変わってきたか」よりも、「技術が社会の関係性までどう変えてしまうか」という視点に反応しているように感じました。人間が物をつくる方法が変わると、働き方だけじゃなく、支配の構造や“疲れ方”まで変わってしまう。その流れを、青銅から鉄、そしていまのテックまで一気につないで理解できるのがこの本の強みです。単に未来を語る本ではなく、「いま感じている圧力の正体はどこから来ているのか」を落ち着いて整理してくれます。 特に、力が豊かさを生む一方で、同時に困窮も生み出すという指摘は、いまの働き方の矛盾と重なる部分が多いです。テクノロジーの発展が善か悪かではなく、それがどんな社会関係をつくり直しているのかを静かに考えさせられます。自分の生活のどこが時代に影響されているのかを知りたい人には、かなり刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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