
42歳で会社員辞めて無職になってみた
わたなべ ひろゆき
この本について
最近よく、やる気が湧かないまま一日が終わっていく感じとか、会社を辞めたいのに具体的な行動には踏み出せない…みたいな、どっちにも進めずに宙ぶらりんになることってありませんか。僕もその沼にハマるタイプで、頭では分かってるのに体がついてこない日が続くと、自己嫌悪だけが増えていくんですよね。 この本は、そんな停滞状態にいる人にとって、劇的な変化をくれるタイプではないんですが、妙に生活に落とし込みやすい視点が多いんです。たとえば「朝起きたらすぐ布団を片付ける」という、拍子抜けするほど小さな行動。でも、いつでも寝られる状態を消すだけで、自分のダラけ癖にブレーキがかかる感覚は確かにあるんですよね。そしてもう一つ印象的なのは、自己嫌悪をごっそり紙に吐き出すというやり方。頭の中だけでぐるぐるしていた感情を外に出すと、意外とネタ切れが早くて、そこからようやく「じゃあ何をするか」を考えられる余白が生まれるところがリアルでした。 さらに、会社を辞めるかどうかの迷いについて書かれている部分も、精神論ではなく、人間が変わらない方向に引っ張られるクセや、直感と願望を混同しないための考え方が丁寧で、自分の判断基準を見直すきっかけになります。著者自身も迷いながら進んでいくので、読んでいて変な圧がなく、同じ目線で話してくれている感じがします。 無気力をなんとかしたいけど、大きなことをする気力はない人。会社を辞めたい気持ちと現状維持バイアスの間で揺れている人。そんな人にゆっくり効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
読書の順序
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