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世界中から人が押し寄せる小さな村~新時代の観光の哲学~

世界中から人が押し寄せる小さな村~新時代の観光の哲学~

島村 菜津

累計読者数3
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star総合評価 47/100
start序盤集中型
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この本について

都市に暮らしていると、ときどき「便利だけど、何か大事なものを置いてきた気がするな」と感じることがあります。数字では測れない豊かさとか、土地に根づいた暮らしの空気とか。頭では分かっていても、実際にどう扱えばいいのか分からないまま、日々の忙しさに流されてしまうことも多いと思います。 『世界中から人が押し寄せる小さな村』は、そのモヤモヤに静かに輪郭を与えてくれる本でした。空き家活用でも、観光開発でもなく、「文化を再構成する」という視点で山村をよみがえらせていくプロジェクトが描かれています。暖炉ひとつ探すのにも、村の歴史との整合性を丁寧に拾い上げていく姿勢や、森と都市が実は互いに依存しているという関係性の示し方が、読みながら自分の暮らし方や価値の置き方を見直すきっかけになりました。特に、若者がいないことで生まれる“疎外感”という話は、どの地域でも他人事じゃないと思います。 読み終えるころには、「地域を守る」とか「観光で盛り上げる」といった大上段の話ではなく、風景や素材、食の記憶まで含めて、そこで積み重ねられてきた時間をどう扱うのかという視点が、少しだけ自分の中に根づいていました。人口減少のニュースに疲れている人や、地域の仕事に関わりながら答えが見つからないまま手を動かしている人には、特にしっくりくる本だと思います。

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出版社による紹介

イタリアものの第一人者といっても過言ではない著者が、村おこしの過程や方法論を解き明かす。観光、地方再生の教科書として最適。
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