
しっかり儲ける投資家たちが読んでいる 投資の名著50冊を1冊にまとめてみた (単行本)
タザキ
累計読者数3
平均ハイライト数 17.7件/人
star総合評価 52/100
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この本について
投資を続けていると、「長期で持てばなんとかなるんでしょ?」とか「成長国に張れば安心なのでは?」みたいな、どこかで聞いたような言葉に寄りかかりたくなる時があります。実際ぼくもそうで、相場が荒れるたびに自分の判断基準が揺らいでしまうことがありました。でも、その“思考停止の心地よさ”が意外とリスクになるんだよな…と気づかされたのが、この本でした。 この本は、投資の名著をまとめたダイジェスト集というより、“投資で迷うときに立ち戻る考え方”が丁寧に拾い上げられているところに価値があります。例えば、長期投資が良いと言われる理由を複利という具体的な仕組みに引き戻してくれたり、「成長している国や企業に投資すれば勝てる」と思いがちなところを“成長の罠”として冷静にほぐしてくれたりします。さらに、コスト削減が「唯一確実に積み上がる利益」だという地味だけど強力な視点も、焦って判断しがちなときほど効いてきます。 もうひとつ読んでいて救われたのは、人間の感情がどれだけ投資の判断を歪めるかを、プロスペクト理論や市場サイクルと結びつけて説明してくれているところです。利益より損失の痛みに強く反応するから、天井では強気になりすぎ、底では買えなくなる。この“感情のクセ”を知っているかどうかで、自分の行動をコントロールできる度合いが少し変わります。 投資に派手な必勝法を求めている人には向きませんが、「ちゃんと判断できる自分でいたい」「長く続けるための土台を作りたい」という人には静かに刺さる本だと思います。
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