
人事で一番大切なこと 採用・育成・評価の軸となる「人事ポリシー」の決め方・使い方
西尾太
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この本について
人事に関わっていると、「結局うちの会社はどんな人を求めているんだっけ?」とか、「評価や給与の基準ってこれでいいのかな…」と、ふと立ち止まる瞬間があると思います。私自身、採用の場面でも育成の場面でも、軸がないまま判断してしまい、後からモヤモヤが残ることが何度もありました。 この本が効くのは、まさにその“軸のなさによる迷走”に気づいてしまったときです。著者が繰り返し語るのは、人事の施策以前に「人事ポリシー」という土台をつくることの大切さ。求める人材像を曖昧にしたまま採用すると、入社後にミスマッチが起きる。キャリアステップを示さずに育成しようとすると、意欲が続かない。評価を行動ではなく成果だけで測ろうとすると、運や環境に左右されてしまう。どれも現場で見覚えがありすぎて、読みながら苦笑いしました。 たとえば「採ったあとどうするのか」を具体的に設計する話は、すぐに現場で使える内容でした。必要な経験の順番を示すだけで、社員は安心して前に進めるし、上司にも判断基準が生まれる。逆にこれがないと、せっかくいい人を採っても短期で離れていく。頭では分かっていたけど、ここまで丁寧に構造として示されると腹落ち感が違いました。 「人事に正解はない」と言われがちな世界で、それでもブレない軸をどう作るか。そこに向き合いたい人には刺さる一冊です。仕事として人事をやっている人だけじゃなく、「自分のチームづくりをきちんと考えたい」と思っている現場リーダーにも合うと思います。
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