
クーデター― クーデター―政権転覆のメカニズム (中公新書)
上杉勇司
累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
star総合評価 36/100
boltライト読書型
この本について
仕事でも日常でも、積み上げてきたものが一瞬で崩れる時ってありますよね。人間関係でも組織でも、「なんでこうなったんだ…」と呆然としてしまう瞬間がある。今回の本を読んだ人が抜き出していた「発生数の推移」や「一夜にして水泡に帰した」という記述には、まさにその実感に近い感覚が刺さったんじゃないかと思います。大きな話に見えて、意外と自分の足元にもつながるような感覚です。 この本のいいところは、クーデターを単なる事件ではなく、「どういう条件が重なると、社会は転覆に向かうのか」というプロセスで説明してくれるところです。たとえば、国が不安定になるサインの積み重なり方を知ると、組織の空気が変わる瞬間にも敏感になりますし、成功と失敗の差にある“あと一歩”の部分は、プロジェクトのほころびを見つける時にも応用できます。そして何より、何十年も続いてきた流れが、たった数年で逆転することがあるという指摘は、自分の環境にも「なにが決定打になるのか分からない」という現実味を与えてくれます。 大げさに構える必要はないけれど、変化の裏側を落ち着いて見たい人にはちょうどいい本です。特に「自分のいる組織のゆらぎを、もう少し客観的に見たい人」に刺さると思います。
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