
「朝」日記の奇跡 (PHP文庫)
佐藤伝
PHP研究所 / 2008-12-01
この本について
最近よく、「日記つけたほうがいいのは分かるんだけど、夜だと疲れて続かない」とか、「感情がぐちゃぐちゃのまま書いても意味あるのかな」といった声をよく聞きます。僕自身も、夜の日記が反省会みたいになってしんどくて、しばらくやめていた時期がありました。そんなときに出会ったのが、この『「朝」日記の奇跡』でした。 この本がおもしろいのは、朝に書くことをすすめる理由が、精神論じゃなくてかなり現実的なところにあるんですよね。ひと晩寝かせた分だけ感情が落ち着いて、問題の本質が見えるとか、昨日の出来事なら正確に思い出せるから効率がいいとか、忙しい人ほど朝のほうが時間が確保しやすいとか。確かに、夜だと愚痴が多くなるのに、朝だと自然と前向きになるのも実感として分かるなあ、と読みながら何度もうなずきました。 もうひとつ刺さったのは、できごとだけを書くのではなく、感情も一緒に残すという話です。仕事のことしか書いていない日記は、読み返しても人生のバランスが崩れて見える。逆に、家族やパートナーのこと、小さな嬉しさなんかも書き添えると、後で読み返したときに「ああ、自分はこういうふうに毎日を過ごしていたんだ」とやさしい気持ちで振り返れるんですよね。書くことがない日は「あ」だけでもいいという柔らかさも、続けられそうと思わせてくれます。 習慣に迷いがある人、気持ちを整える場所がほしい人にはしっかり届く本です。朝3分だけでも、自分の内側を整える時間をつくりたい人におすすめです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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