
「ピラミッド構造」で考える技術
中村 俊介
すばる舎 / 2010-01-26
この本について
仕事の報告書でも、ちょっとした雑談でも、「なんで自分の話はうまく伝わらないんだろう…」と悩むことがよくあります。自分なりに整理して話しているつもりでも、相手の反応が鈍かったり、結論にたどり着くまでに迷子になったり。僕もずっとこのモヤモヤを抱えていました。 この本が効くのは、「話をわかりやすくしたいけど、どこから手をつければいいのかわからない」という状況に落ちたときです。いきなり完璧なロジックを求めないで、まずは“頭の中の情報を全部書き出す”ところから始めていい、と言ってくれる。そのうえで、似た情報をくくり、そこから言えそうなことを導き、最後に結論が形になる。この流れが実務でもそのまま使えるのがありがたいところです。さらに、相手の「当たり前」と自分の「当たり前」をそろえる意識や、事実・根拠・主張という三段構造で話を積み上げる感覚が、コミュニケーションのズレを減らしてくれます。 僕はまず、「いいかげんピラミッド」でいいから書き出すクセをつけるだけで、報告の順番で悩む時間がかなり減りました。結論が決まっている場面と、情報から結論を探す場面で組み立て方を変える、という考え方も現場で地味に効きます。ロジカルシンキングって難しそうに見えますが、この本は現実的なステップで支えてくれるタイプです。 とくに、頭の中が散らかりやすい人や、自分の考えを相手に届けるのが苦手だと感じている人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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