
FX 5分足スキャルピング ──プライスアクションの基本と原則
ボブ・ボルマン
パンローリング / 201509
この本について
トレードをやっていると、エントリーの理由が「なんとなく良さそう」に寄っていく瞬間ってありませんか。チャートを見ているつもりなのに、実際は“希望的観測で押してしまっただけ”だったりして、後から振り返ると自分でも何を根拠にしたのかよく分からない。僕も同じで、特にブレイク系は飛びついては後悔することを何度も繰り返してきました。 この本が助かったのは、「価格が動くには両側の力が必要」という当たり前のようで忘れがちな視点を、細かい場面レベルで見せてくれるところでした。ダブルの圧力がある時とない時でブレイクの質がどう変わるのか、ビルドアップが乏しいときになぜ振り落とされやすいのか、こういう“地味だけど無視できない”要素が丁寧に言語化されています。特に、25EMAに吸い寄せられる性質を前提に「遠い位置では仕掛けない」という考え方は、自分の無駄なエントリーをかなり減らしてくれました。 もう一つありがたかったのは、「自分に合う手法を作る」という姿勢が徹底している点です。著者はどのパターンも絶対視せず、あくまで“繰り返し出てくる初歩的な概念”をどう料理するかは各自次第だと言い切ります。だから読み終わったあとに残るのは、自分のチャートを見る目線の整理であって、魔法のパターンではありません。 チャートの“支配している側”を読み取れずに悩んでいる人や、ブレイクで振り回されがちな人には特に刺さると思います。僕と同じように、根拠の薄さにモヤモヤしていた人ほど、価格の動きの裏側を落ち着いて見られるようになる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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