
5人分の仕事を3人で回す「ムダ時間」削減術 (中経出版)
西田 順生
中経出版 / 201011
この本について
仕事をしていると、「なんで毎日こんなに追われてるんだろう…」「自分の段取りが悪いだけなのか?」と、うっすら罪悪感みたいなものがつきまといませんか。私もずっとそのタイプで、ムダ時間があるのは分かってるのに、どこに潜んでいるのかまでは掘り出せないまま走り続けていました。 この本が助かったのは、「ムダ時間」を曖昧なままにしない姿勢が徹底しているところです。まず“だらだら時間”を見える化するために、基準時間を置き、実績と比較する。経験則じゃなく、数値で把握する。これだけでも、仕事のどこが詰まりやすいのかが急に立体的に見えてきます。そして数字ばかりに振れないよう、「品質を優先する方が、結果的に納期もコストも守れる」という当たり前だけど忘れがちな視点を、何度も軸として置いてくれるのがありがたいところです。 もう一つこの本が現実的だなと思うのは、いきなり“ぼーっと時間ゼロ”なんて理想を求めない点です。まずは“だらだら時間”から削る。そのために日報をどう書くか、標準時間をどうメンテナンスするか、誰でもできるレベルの方法で仕事の流れを整えていく。作業を分解して標準時間を置く話も、「そこまでやるの大変そうだな…」と思う私でも、やってみると詰まりの原因がはっきり掴めたので、理屈として納得がいきました。 「気合いとか根性じゃなく、ちゃんと仕組みで忙しさを減らしたい人」に向いている本です。私みたいに“努力してるのに時間だけ溶けていく”感覚がある人には、とくに手触りよく効くと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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