
日本でお金持ちになる人の思考法
中桐啓貴
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2012-10-30
この本について
仕事に追われてると、つい目の前の苛立ちや不安に飲まれてしまって、「結局、自分って何を積み上げてるんだろう…」みたいな気持ちになることがあります。周りが成長しているように見えるのに、自分は同じ場所をぐるぐるしている感じ。僕自身もそういう停滞感にハマることがよくあって、この本を読んだときに刺さったのは、著者が語る“お金持ちの思考”が、派手な成功論ではなく、かなり地に足がついた「日々の態度」の話だったことでした。 特に、未来に向けてエネルギーを使える人が強いという指摘は、今の自分の行動を見直すきっかけになります。腹が立つことに反応して一日が潰れるより、不安を材料に一歩だけでも動くほうを選ぶ。その積み重ねが長い目で効いてくるんだろうなと感じました。また、「相手を先に利する人が巡り巡って得をする」という話や、いいアイデアは移動や経験の量に比例するという視点も、明日からの行動レベルで試しやすいものばかりです。 この本は、一気に人生を変える魔法というより、「結局のところ、地味な積み上げを続ける人が強い」という事実を、いろんな角度から淡々と示してくれます。10年後の自分をちゃんと思い描けるか、成長に対してどれくらい貪欲でいられるか。そんな、普段つい流してしまう問いを改めて突きつけてくれる一冊でした。 地に足のついた考え方で、自分の軸をつくり直したい人に向いています。
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