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レ・ミゼラブル (下) (角川文庫)

レ・ミゼラブル (下) (角川文庫)

ヴィクトル・ユゴー、永山 篤一

新潮社 / 1967-05-10

累計読者数4
平均ハイライト数 2.5件/人
推定読了時間 約5時間53分
star総合評価 42/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 56%

この本について

仕事でも日常でも、誰かとの距離感や自分の役割に迷う瞬間ってありますよね。自分の自由をどこまで通していいのか、あるいは周りに合わせ過ぎているだけじゃないか。そんなモヤモヤを抱えていると、社会そのものの“重さ”に気づかされて疲れてしまうことがあります。 レ・ミゼラブル(下)を読んで改めて思ったのは、社会のなかで生きるって、壮大な理屈よりも、一人ひとりの小さな選択で形づくられているということでした。たとえば「全員のために自分の自由が少しだけ制限される、それが平等だ」という視点は、日々の職場や家庭での折り合いの付け方にそのまま重なる感覚があります。また、名もなき労働者の一言が流れを変える場面は、自分の存在が取るに足らないものに思える日でも、ふとした行動が誰かの支えになることがあると気づかせてくれます。 そしてこの物語の愛の描写は、感傷というより「人を好きになると、視界が少しだけ鮮やかになる」という、あの現実的な変化に近い。苦しいのに前に進める理由が生まれる、あの感じを丁寧に思い出させてくれます。夢中になるあまり外の世界が見えなくなる描写も、恋に限らず、何かにのめり込んでいるときの私たちと地続きです。 社会のなかでの自分の立ち位置に迷っている人、あるいは“名前のつかない頑張り”を抱えている人に静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

わずか一片のパンを盗んだために、19年間の監獄生活を送ることになった男、ジャン・ヴァルジャンの生涯。19世紀前半、革命と政変で動揺するフランス社会と民衆の生活を背景に、キリスト教的な真実の愛を描いた叙事詩的な大長編小説。本書はその第一部「ファンチーヌ」。ある司教の教えのもとに改心したジャンは、マドレーヌと名のって巨富と名声を得、市長にまで登りつめたが……。
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