
新装版 たのしいムーミン一家 (講談社文庫)
山室静、トーベ・ヤンソン
講談社 / 2011-04-15
累計読者数3
平均ハイライト数 1.3件/人
推定読了時間 約3時間55分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 83%
この本について
なんとなく日々が落ち着かなくて、「もう少し静かに暮らしたいだけなのに」と思うのに、現実はそうさせてくれないことってありますよね。がんばって整えても、外からくる出来事に振り回されて、気持ちが追いつかないまま夜だけが来る。そんなときに、ふと読み返して救われたのがこの一冊でした。 ムーミンの世界はやさしいだけじゃなくて、「生きるってことは、平和なものじゃないんですよ」と、淡々とした声で教えてくれます。でも、そこで終わらないのがこの物語のあたたかさで、トフスランとビフスランが“中身の価値”をそれぞれ違うふうに見ている場面や、ルビーの光の中でみんなが自分の大事な思い出を静かに確かめる場面に、妙に背筋がゆるむんです。世界はすぐ変わらなくても、物事の見え方や、自分の中に積み上がってきたものには確かに温度がある。そんな感覚を思い出させてくれます。 ゆっくり深呼吸したいけれど、現実のスピードを急に落とせない人にこそ向いている物語です。ムーミンたちの時間に少しだけ同席することで、いまの自分の暮らしにも、小さな余白を取り戻せる気がします。
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出版社による紹介
長い冬眠から目ざめたムーミントロール。仲よしのスナフキン、スニフといっしょに海べりの山の頂上で黒いぼうしを発見します。それは飛行おにが落とした魔法の帽子で、中に入れたものの形や性質をかえてしまうのでした。ふしぎなスーツケースをもったトフスランとビフスランもあらわれて、たのしくて、ふしぎな事件が次々におこります。さあ飛行おには、ムーミンママのパンケーキを食べるでしょうか? ムーミンシリーズ第3作。
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