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フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠

フードトラップ 食品に仕掛けられた至福の罠

マイケル モス and 本間 徳子

日経BP / 2014-06-09

累計読者数6
平均ハイライト数 3.5件/人
推定読了時間 約7時間28分
star総合評価 35/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 25%

この本について

仕事が忙しい日に、つい菓子パンや甘い飲み物で済ませてしまって、あとで「なんであんなに欲しくなったんだろう」と不思議な罪悪感だけが残ることってありませんか。自分の意思が弱いのか、ただ疲れているだけなのか、その境目がよくわからなくなる感じです。 『フードトラップ』を読んで驚いたのは、あの衝動が“個人の問題”ではなく、食品の設計そのものに仕掛けがあるという事実でした。たとえば、企業の開発者は自分たちの製品をほとんど食べず、代わりにターゲット層だけを集めて味の最適化を進めていくこと。甘味や脂肪分を少しでも減らすと別の不快な味が表に出てしまい、結果として“やめどきが難しい味”に向かっていくこと。そして、甘い飲み物を飲んだラットのほうがむしろ食欲が増したという実験結果まで出てくる。こういう背景を知ると、日常で感じていたモヤモヤが少し説明できるようになります。 個人的に救われたのは、「自分の欲望は自分だけのものじゃない」とわかったことでした。健康志向の選択肢が増えない裏には、陳列棚の争いや株主の反応といった、メーカー側の事情ががっちり絡んでいる。甘さを“好むように育てられている”という指摘も、子どもだけでなく大人にも当てはまる話で、食べものとの距離感を見直すいいきっかけになります。 加工食品との付き合い方にぼんやり不安を持っている人、意思の弱さでは説明できない食の習慣に悩んでいる人に、静かに刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

1999年、ミネアポリスの超高級ホテルに米国を代表する加工食品大手の首脳が極秘で会合を開いた。コカ・コーラ、ネスレ、ナビスコ、クラフト・・・。会合の目的は、「肥満や生活習慣病の急増と加工食品」だった。砂糖、塩、油がたっぷりの加工食品が原因になっていることはあきらかで、今のうちに手を打たないと集団訴訟のターゲットになりかねない。 表面上は、「ヘルシー」「ローカロリー」を謳いながら、健康を度外視して売れる商品を作り続けなければならない食品企業の実態と内幕を、ピュリッツァー賞受賞記者ならではのきめ細かい調査取材によって暴くとともに、加工食品の罠からどのように身を守れば良いかを消費者に説く。
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