
島人もびっくりオモシロ琉球・沖縄史 (角川ソフィア文庫)
上里 隆史
KADOKAWA / 2011-06
累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約3時間11分
star総合評価 36/100
boltライト読書型
この本について
仕事で疲れがたまってくると、「自分がいる場所のことを何も知らないまま過ごしているな…」みたいな、じわっとしたモヤモヤが出てきませんか。旅行に行っても、歴史の年号だけ覚えて終わってしまって、土地の空気まではつかめない感じというか。僕もそうで、知った気になって実は何も分かっていなかった、という場面がよくあります。 この本を読んで面白かったのは、「琉球王国はこの海域を統治した巨大な海洋国家だった」という一文が示すように、沖縄という場所の見え方がガラッと変わるところです。観光パンフレットの延長ではなく、海を中心に動いていた国家として捉えると、人の行き来も、文化の混ざり方も、今の沖縄の景色も少し違って見えてきます。歴史が遠い昔の話ではなく、「この道の先にも続いている物語なんだ」と実感できるのが、この本の良いところだと思います。 また、著者が淡々とした語り口で書いているので、大袈裟な英雄譚ではなく、当時の人たちの等身大の判断やドタバタ感まで伝わってきます。知識を増やすというより、「視点を一歩ずらすと、世界って意外と広いな」と肩の力が抜ける感覚に近いです。観光や移住を考えている人はもちろん、知らない土地の歴史に気軽に触れたい人にも向いています。 特に、旅先で「表側だけ見て終わるのはもったいない気がする」というタイプの人には刺さるはずです。
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出版社による紹介
「王様のお妃選びはくじ運が決め手」「タバコ好き琉球人。首里城は分煙の先駆け」「琉球王国の公式文書は平仮名」「泡盛は舶来のお酒だった」―。これまであまり知られていなかった独立国家“琉球王国”の姿を、最新の歴史研究とともに大公開。観光ガイドだけではわからない、目からウロコのエピソードの数々。
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