
史上最大のボロ儲け
グレゴリー・ ザッカーマン、山田 美明
CEメディアハウス / 2010-12-09
この本について
仕事でもお金のことでも、数字だけ見て「自分はこれで本当に大丈夫なのか」と不安になる瞬間ってありますよね。収入はあるのに手元にはほとんど残っていなかったり、努力しているはずなのに会社の中で自分の立ち位置がよくわからなかったり。焦るわりに、具体的に何を見直せばいいのかがつかめないまま時間だけが過ぎていく感じ、僕もよくあります。 この本の中で印象的なのは、派手な成功物語ではなく、「数字をどう解釈し直すか」で景色が一気に変わるところです。住宅価格の伸びをインフレ込みで見たら、実質の上昇率は1.5パーセントしかなかった、という話はまさにそれで、僕らが日常で見ている“なんとなくの相場観”がいかに当てにならないかを静かに突きつけてきます。また年収40万ドルという肩書きの立派さより、「結局いくら残るのか」「自分は会社の中で何者なのか」と向き合う主人公の姿は、状況は違ってもどこか自分の不安と重なるところがありました。 さらに彼が、結果が出ない時期でも一点だけ確信を持ち、そこに時間を振り切って投じていく姿は、根性論ではなく「ここだと思える論点を自分の中で作る」ことの大事さを教えてくれます。成功するかどうかより、まず自分が何を見て動くか。その手触りを取り戻したい時に効く本です。 特に、数字に追われながらも「自分の軸をどこに置けばいいのか」迷っている人には刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
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