
サンドウィッチは銀座で (文春文庫)
平松洋子、谷口ジロー、谷口ジロー・画
文藝春秋 / 2013-07-10
累計読者数3
平均ハイライト数 14件/人
推定読了時間 約3時間56分
star総合評価 56/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 76%
この本について
仕事の帰り道、なんとなく外食しても気分が晴れない日ってあります。おいしいはずなのに、ただ「摂取しただけ」みたいな感覚で終わるというか。自分の生活にゆとりがないと、食事の温度や季節の変化に気づけなくなるんだな、とあとから気づいて少し落ち込んだりします。 『サンドウィッチは銀座で』は、そんなモヤモヤにそっと呼吸を戻してくれる本でした。読者が保存した抜粋にもあるように、春野菜の調理を「眠っていたものを覚ましてあげるような気持ち」と表現する場面や、揚げたての天ぷらに集中しすぎて「口をきくのがもったいない」となる瞬間など、食べる側の時間まで丁寧に扱ってくれるんです。銀座から大阪まで実在のお店が次々に登場しますが、ガイド本というより、食事と向き合う自分の感覚を思い出させるような読み味があります。 もうひとつ印象的なのは、食べることがささやかな社会との接点にもなりうる、という視点。TFTの取り組みを紹介するくだりは、難しい話にせず、「自分の一食がどこかにつながっていく」感覚をそっと差しだしてくれます。大げさではないのに、読んだあとに食卓の景色が少し変わる。そんな効き方をする本です。 日々の食事がただの作業になりがちな人、あるいは「最近、味わう余白がなくなってきた」と感じている人に静かに刺さると思います。
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開始終了
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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出版社による紹介
食べものを日本一美味しく書くエッセイストと、食べものを日本一美味しく描く漫画家の最強タッグ! 各社の社員食堂を食べ比べ、中国東北地方の味を探しに池袋へ赴き、絶品サンドウィッチを求めて銀座を探訪。旬の味、懐かしい味、物語のある味……飽くなき好奇心と胃袋で挑んだ、“いまの味”をめぐる美味しく愛おしい一冊。夜ふけに読むのは危険です!
読んだ内容を、もう忘れない。
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