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デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか

デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか

エドワード ヨードン、松原 友夫、山浦 恒央

累計読者数3
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star総合評価 37/100
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この本について

プロジェクトに関わっていると、「前にもうまくやれたんだから、今回つまずいているのは自分の力が落ちたせいなんじゃないか」と不安になることがあります。過去の成功は一直線で、今の停滞だけが例外的に見えてしまうあの感覚です。さらに、目の前のトラブル処理に追われて、将来の火種に向き合う時間をつい削ってしまう。その結果、焦りだけが増えていく……そんなモヤモヤを抱えている人は多いはずです。 この本が刺さるのは、そうした“プロジェクトの現実”を、精神論ではなく地に足のついた言葉で扱ってくれるところです。まず、失敗や暗中模索をきちんと認識することが次の判断の精度につながる、と書かれているのが救いになります。「今つらいのは、自分が弱いからではなく、プロジェクトとはそもそもそういう場だ」という視点が持てるだけで、少し呼吸がしやすくなるはずです。そして、Q1(目先の危機対応)に飲み込まれる前に、Q2(危機を防ぐための準備)の時間を確保する重要性も丁寧に語られています。今日の一手間が、明日の混乱を大幅に減らすという当たり前のことを、現場の体感として思い出させてくれる内容です。 もうひとつ大きいのは、「公正に見れば、失敗確率50%超のプロジェクトは普通に存在する」という冷徹な指摘です。無謀な状況を“根性でなんとかする”方向に持っていかないで、いまどのくらい危ないのかをちゃんと見積もる姿勢が、自分の身を守ることにもつながります。 プロジェクトの渦中でもう少し冷静な視点がほしい人に向いている一冊です。

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