
聖なるズー (集英社学芸単行本)
濱野ちひろ
累計読者数13
平均ハイライト数 32.3件/人
推定読了時間 約5時間36分
star総合評価 77/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 54%
この本について
人との関係にしんどさを感じるとき、相手との距離の取り方がわからなくなったり、自分の「境界線」そのものが揺れることがあります。誰かに影響されすぎて自分が空っぽに思えたり、逆に相手の価値観を理解できずに戸惑ったり。そういうときに、この本の抜粋を読んだ人が強く反応している理由がなんとなくわかる気がします。 『聖なるズー』は動物性愛という極端なテーマを扱っていますが、そこで描かれているのは、人と人、人と動物のあいだでパーソナリティが揺らぎ、関係によって形づくられていくという、生き方の根っこにある問題でした。暴力によって踏みにじられる自己感覚のこと、裏切られない存在と暮らすことでやっと呼吸ができる人がいること、そして「理解できない他者」と向き合うときに自分の価値観がどれだけ狭かったかに気づく瞬間。読みながら、自分の中にも説明しきれない欲望や恐れがあると認めざるを得ませんでした。 この本が効くのは、奇抜な話だからではなく、「人はなぜこうも複雑で、関係はこんなにも壊れやすいのか」を正面から受け止めているからだと思います。自分と他者のあいだにある境界がいつも揺れていると感じている人に、ひとつ別の視点をくれる本です。こんなテーマでも誠実に向き合おうとする姿勢が、自分のモヤモヤにもどこか触れてくるはずです。 「自分という輪郭が他者との関係の中で変わる感覚」に心当たりのある人に、静かに刺さる一冊です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」に戸惑いつつ、著者は人間にとって愛とは何か、暴力とは何か考察し希望を見出していく。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要





