
本性 (角川文庫)
伊岡 瞬
累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約13時間19分
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%
この本について
人間関係で「ここまで嫌なのに、なぜ離れられないんだろう」とか、「相手の言動に違和感があるのに、うまく言語化できない」といったモヤモヤを抱えることってあります。自分の感じている不快さが正しいのか、自分のほうが神経質なのか、その判断がつかなくなるあの感じです。 『本性』の抜粋がよく保存されているのは、おそらく“境界線を無視される苦しさ”が、かなり生々しく描かれているからだと思います。相手はこちらの気持ちを見ないまま自分の都合だけ押しつけてくる。その関係が長く続くと、嫌悪と自己否定が同時に育っていく。そのプロセスが具体的な場面で描かれるので、自分の体験と照らして「あ、こういう圧って、こうやって進行していくんだ」と冷静に見られるようになります。 さらに、この作品は加害・被害という単純な構図では終わらず、「なぜそういう行動になるのか」「周囲はどう反応するのか」の連鎖も描いてくれます。読みながら、自分が苦手な人の言動を少し引いた視点で観察できるようになったのは、この本のおかげでした。物語として読めるのに、あとからじわじわ効いてくるタイプです。 自分の“違和感のセンサー”を一度リセットしたい人に刺さります。
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出版社による紹介
人間の営みの柱をなす科学や道徳が理性に基づかないことを徹底的に示した書。刊行時には危険思想とされ激しい批判を浴びたが、250年以上を経た現在もなお、その哲学的意義を思考される古典中の古典。いま新たな日本語訳でよみがえる。
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