
あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。 他人に支配されず、自由に生きる技術 (大和出版)
安冨 歩
大和出版 / 201608
累計読者数19
平均ハイライト数 49.2件/人
star総合評価 78/100
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この本について
人と話していて、なぜか急に不安になったり、相手の小さな反応に振り回されたり。あるいは、嫌な予感をごまかすみたいに空気を読み続けて、あとでぐったりする。僕自身、この「理由のよくわからないしんどさ」を長く抱えていました。 この本が刺さったのは、そういうモヤモヤを「性格」でも「失敗の結果」でもなく、もっと根っこのところにある“自己嫌悪そのもの”として扱ってくれたからです。違和感をスルーしない、という一文は個人的にかなり効きました。普段、ごまかして通り過ぎてしまう瞬間こそ、大事なサインなんだと気づけたからです。 また、「憧れ」や「投影」が生まれる背景を丁寧に説明してくれるので、なぜ人間関係で疲れ果ててしまうのか、その仕組みがようやく言語化されました。相手がどうこうというより、自分の穴を埋めようとする行動がどれだけ自分を苦しめていたか、思い当たる場面がいくつもありました。さらに、組織や恋愛で起こりがちな“役割に縛られる構造”まで触れてくれるので、職場でのしんどさにも直結します。 自分の振る舞いが「本心」なのか「穴を埋めるための反応」なのか、そこに少しでも違和感がある人には特に刺さると思います。無理に前向きにさせるタイプの本ではなく、立ち止まるための視点をくれる一冊でした。
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