
地平線を追いかけて満員電車を降りてみた 自分と向き合う物語
紀里谷和明
累計読者数101
平均ハイライト数 61.2件/人
star総合評価 81/100
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この本について
最近、「今の自分には何かが足りない気がする」「本当は何を大事にしたいのか分からない」といった漠然とした焦りを抱えている人、多い気がします。僕自身もずっとその感覚を引きずっていて、頑張っているはずなのに、どこかで他人の目ばかり気にしてしまう。そんな時に、この本の言葉がゆっくりと足元を整えてくれました。 刺さったのは、まず“自分を変え続けなければいけない”という思い込みをやわらげてくれるところです。著者が語る「今の自分がかわいそうではありませんか?」という問いは、否定し続ける癖にブレーキをかけてくれます。さらに、行動して体で確かめない限り、思考だけではモヤモヤは晴れないという姿勢も現実的で、今日の小さな一歩をどう踏み出すか考えるきっかけになりました。結果をコントロールしようと力むのではなく、「ここじゃない」という違和感を丁寧に拾いながら進めばいい、という感覚がじんわりと効いてきます。 誰かの評価に振り回されやすい人や、自分の価値を外側で測ってしまう癖がある人には特にしっくりくると思います。大きな人生相談に答える本ではなく、むしろ、毎日の緊張やモヤモヤを抱えたまま進んでいる僕らに寄り添いながら、「自分と向き合うってこういうことかもしれない」と静かに示してくれる一冊でした。
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