
雪
中谷 宇吉郎
金の星社 / 2005-11-01
累計読者数3
平均ハイライト数 14件/人
推定読了時間 約58分
star総合評価 42/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%
この本について
日々仕事をしていると、「見えているつもりで、実は表面しか見ていなかったかもしれない」と感じる瞬間がありませんか。自分でも理由がよく分からないまま迷ってしまうあの感じです。僕もよくあります。そんなときに、中谷宇吉郎の『雪』を読むと、視界が少しだけ深くなることがあります。 この本は雪の結晶を語りながら、人間の認識の癖や、日本社会が抱えてきた“分からないものを放置する”空気を、静かに突いてきます。例えば、顕微鏡写真が発達したことで、逆に研究が停滞したという話。便利になったはずなのに、真相から遠ざかるというあの感覚に妙に心当たりがあるんですよね。また、雪害が「不可抗力」として受け入れられてきた状況を丁寧に描くくだりも、問題を見慣れてしまうと、それ以上考えなくなる自分の態度を鏡のように映してきます。結晶の六方構造の話や、風と地形がどう雪を生むかといった具体的な説明も、自然の現象を“理解の対象として掴み直す”背中を押してくれます。 特に、自分の思考がどこで止まっているのか知りたい人にはしっくり来るはずです。小さな疑問をそのままにしない姿勢が、雪の話を通して不思議と体に入ってくる本でした。
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出版社による紹介
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「かた雪かんこ、しみ雪しんこ」−雪の野原に出かけた四郎とかん子は、キツネの紺三郎に出会います。そしてキツネの幻灯会によばれた二人は…。
読んだ内容を、もう忘れない。
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